今年もやってきたParis Plagesの季節。期間限定でセーヌ脇にできるこの人工海岸の写真を見るたびにいつも浮かび上がる疑問は、「もし私がフランス人でパリに住んでいたら、このイベントに嬉しくなってバカンス気分を楽しむために本当にお出かけするだろうか?」というもの。
地形上、パリジャン・パリジェンヌが海に恵まれていないからといって、いくらなんでもこんな人工浜で本気のバカンス気分とはいかないと思うのだが……。
そんな風に思っていたら、こんなアンケートを発見。
「Pour ou contre une nouvelle édition de Paris-Plages ?」
(パリ・プラージュの新バージョンに賛成か反対か?)
7月23日現在の結果は、反対意見が賛成の約3倍。理由として税金の無駄遣い、環境汚染もあげられている。イベントとしては確かにおもしろいのかもしれないが、このイベントの費用がパリ市の税金から捻出されていることを考えるとシビアな意見がでてくるのが本当のところだろうと妙に納得。フランスではみんながみんな浮かれて人工海岸でおめでたくバカンスを楽しんでいると考えるのは止めましょう!