2009年04月18日

『シェルブールの雨傘』上映会inアイシネマ今治


昨日、『シェルブールの雨傘』上映会inアイシネマ今治無事終了。というと大げさですが、このイベントはアイシネマ今治さんのご協力のもと何の準備もなくとんとんとお話が進んで、みんなで飲み食いしながら楽しく 『Les Parapluies de Cherbourg』 を観させていただくというだけのもの。しかし、楽しかった〜。
もともと「今治フランス語研究会」でCherbourgのシナリオを読んでいたのがきっかけですが、上映会が決まったので急遽他のクラスでも少しずつシナリオを読み、いざ出陣。「いや〜私、フランス語、バキバキわかるかも!」という体験をしっかりしていただけたことと思います。地味な語学学習を続けてきた皆さんにとっては、映画の素晴らしさ+「雨傘」を突き破るようなフランス語理解の喜びで、ますます勉強意欲がわいたことと察します。(違う?)
さて、久々のCherbourgの感想といえば、デジタルリマスターってスゴイ!ってこともあるのでしょうが、個人的には絶妙な色彩感覚と音楽に散りばめられたフランスの遊園地で楽しく遊んできたといった感じ。もはやDeneuve特有の醒めた表情で「Je t'aime ...」を連発するGenevièveに感情移入する年頃ではなくなってしまったということもあってか(それはそれでシュールな別の魅力があるのは確かだが)、Genevièveの母であるMadame Emeryの方が人間味溢れ、かわいらしく感じられたというところに自分の「衰え」もしくは「進歩」を感じる。
さて、「進歩」といえば、最近のDeneuve、どこぞのインタビューで「私は常に進歩している。誰も追いつけない。」と例の人を食ったような表情で言い放っていましたが、素敵ですね〜。やはり私にとっては、世界最高の美女というよりも、最高のポーカーフェイスコメディエンヌであります。
posted by Mikiko at 08:32| 愛媛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

美味礼賛!(いよ食談会講演)

愛媛には新聞社が主催する特別カルチャースクール「いよ食談会」というのが存在する。毎回一人のゲストが30分ほど卓話を行い、その後会場となるレストランが特別メニューを披露するという趣旨の講座であるが、今回は講師として「日仏文化の違い」についてお話をさせていただいた。
会場は中華割烹「大岩」。写真左は「竹炭坦々麺」なるもので麺に竹炭が練りこまれている。また右は「愛」あるブランド産品コンクール最優秀賞受賞作「媛っこ地鶏と愛媛産乾椎茸のコラボレーション2種盛り」というお料理で、愛媛の地鶏と乾椎茸の湯葉巻きに愛媛ミカンのソース、乾椎茸と海老を地鶏で包みピリ辛黄金パウダーなるものがかけられている。見た目はフレンチ、お味はイタリアンと中華の絶妙なコラボレーション。

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La découverte d'un mets nouveau fait plus pour le genre humain que la découverte d'une étoile.
(人類にとって新しいご馳走の発見は新しい星の発見以上のものである)

Physiologie du goût, Brillat-Savarin ブリア サヴァラン『美味礼賛』
posted by Mikiko at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛媛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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